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肥満解消10のポイント
1 朝・昼食はしっかり、夕食は軽くとりましょう
2 ゆっくり、よく噛むことを心がけましょう
3 量よりも品数を多くとりましょう
4 常に腹八分目を心がけましょう
5 身体に優しい薄味に慣れましょう
6 間食・アルコールは控えめにしましょう
7 規則正しい生活で、生活のリズムをつかみましょう
8 毎日体重をはかりましょう
9 ストレスをためないようにしましょう
10 毎日適度な運動をしましょう

それぞれのポイントについて説明します。

●朝・昼食はしっかり、夕食は軽く
人間の身体では、朝と昼に脂肪を分解する「グルカゴン」というホルモンが分泌されます。夜は脂肪を備えようとする「インスリン」というホルモンが分泌されます。一方、朝食を抜いたり、習慣で朝食を食べない人は、前日の夕食から昼食の間までに間が空くため、食べ物が入ってくると身体は、よりエネルギーを蓄えようとします。
つまり、朝食を抜いたり夕食に食べ過ぎてしまうのは、わざわざ太りやすい習慣をつくっていることになります(食べ物を噛むことでエネルギーの代謝が高まり、体温が上昇しますが、この反応は朝に大きく、夜にかけて徐々に小さくなります)。

●食事はゆっくり、よく噛む
満腹感は脳内の満腹中枢でコントロールされています。満腹中枢は、脳の中に送られる糖分によって食事をおさえます。ゆっくり食べれば、胃が満腹になる前に脳のなかの糖分が上昇するので次第に食べられなくなり、体内で効率よく消化吸収されます。よく噛まずに早食いすると、どうしても必要以上に食べてしまうことになるのです。
料理は、よく味わうだけでなく、「一口ごとに箸を置く」「小さなスプーンを使う」「お茶などを飲みながら食べる」などの工夫をして、最低でも20〜30分程度をかけて、ゆっくり食べましょう。

●量よりも品数を多く
減量する場合に大切なのは、栄養バランスのよい食事を摂ることです。人間が必要とする栄養素は、それぞれに一日の必要量が決まっていますので、どれが不足しても身体によくありません。
バランスのよい食事を摂ることで、身体がそれ以上余分な食べ物を欲しがらなくなり、自然に食欲を抑えることができます。また、新陳代謝も活発になり、脂肪がたまりにくい身体になっていきます。食品の数量を多くするのは、自然に栄養のバランスのとれた食事ができるようにするためです。まずは、1日に何品目食べているか数えてみましょう。

<1日30品目を上手に食べるポイント>
  1. 1食で7〜10品目摂るようにする。
  2. 1食で主食(ごはん、またはパン)、汁もの(みそ汁やスープ)、主菜(魚か肉料理)、副菜(野菜料理)が揃うことを基本にする。
  3. 単品のメニューなら、具の多いものを食べるようにする。 外食時は、なるべく定食を選ぶ。
  4. 和食、洋食を組み合わせて、献立ごとにバラエティをつける。
  5. 好きなものに偏りがちなメニュー選びを、できるだけ改善していく。

<食品の数え方のポイント>
  1. 同じ食品は、1日のうち何回食べても1品目とします(ただし、一度数えたものは、もう数えません)。
  2. 外食や既成の調理食品を食べた場合は、素材として使われている食品の品目をわかるだけ数えます。
  3. 素材に使われている食品の内容がわからない場合は、全体を1品目として数えます。酒、しょうゆ、塩、こしょうなどの調味料や香辛料は数えませんが、エネルギー源となる油(サラダ油、マーガリン、バター)、砂糖、マヨネーズ、ドレッシングは1品目として数えてください。

朝食メニューでの品目例
メニュー 素材 品目数
ごはん 1品目
みそ汁 みそ/豆腐/わかめ 3品目
鯖のみそ煮 鯖/(みそ)/砂糖/根しょうが 3品目
酢の物 きゅうり/(わかめ)/しらす干し/(砂糖)/(酢) 2品目
合計 9品目
※「みそ」「わかめ」は、一度数えているのでもう数えません
※「砂糖」「酢」は調味料なので数えません

●常に腹八分目
もう一口食べたいところで箸を置きましょう。ほんの一口でも、度重なると肥満の原因になります。仮に毎日20kcal余分に食べ続けると、1年で約7200kcalのエネルギーがオーバーとなります。これは体脂肪1kgに相当します。

●薄味に慣れる
味付けで身体にやさしいのは薄味です。濃い味付けのおかずは、ごはんやお酒が進みがちになり、高血圧や心臓病の原因にもなります。塩・しょうゆ・みそ・砂糖などの調味料をできるだけ抑えるのは、健康面からの身体に優しい食べ方です。

●間食・アルコールは控えめに
アルコールはカロリーが高く、1gで7kcalあります。食欲増進作用もあり、食べ過ぎになりがちなので注意してください。ほどほどを心がけ、肝臓のためにも週に1〜2日は休肝日をつくりましょう。

酒類のカロリー
種類 1本・1杯の量 カロリー
生ビール 中ジョッキ(400ml) 160kcal
大ジョッキ(500ml) 190kcal
ビール 中瓶(500ml) 190kcal
大瓶(633ml) 250kcal
缶ビール 350ml 140kcal
缶ビール(ライト) 350ml 70kcal
ワイン 100ml 80kcal
種類 1本・1杯の量 カロリー
清酒 100ml 100kcal
焼酎 60ml 80kcal
ウィスキー シングル(30ml) 80kcal
ブランデー 30ml 80kcal
ウォッカ 50ml 110kcal
ジン 50ml 140kcal

●規則正しい生活
不規則な生活を続け、朝食をとらずに出掛けたり、深夜にたっぷり食事をとったりしていると体内のエネルギーバランスが崩れます。食べなかったり、食べ過ぎたりという不規則を避けるには本人の自覚も必要ですが、まずは、生活そのものを規則的にするよう心がけることが大切です。生活のリズムを整えることで、食事のリズムもバランスも規則的になる可能性が非常に高くなります。

【参考】 体内時計について
人間の身体には、時間を知る機構として「体内時計」が備わっていて、昼夜の一定の時間に活動が盛んになる周期性をもっていると言われています。また、体内時計は「生物時計」とも呼ばれるように、人間だけでなく生物一般にあります。

●毎日体重を図る
適正体重を維持するためには、体重を毎日測るようにしましょう。減量への意識付けができるばかりでなく、上手な自己管理にも役立ちます。毎日の生活記録をつけることで、見えない反省点が見つかります。

●ストレスをためない
現代社会でストレスがまったくないという人は、ほとんどいません。ストレスを上手にコントロールすることが大切になります。イライラしたときにケーキなどが食べたくなるのは、血糖値を上げて落ち着くためです。身体が甘いものの効果を知っていて、あなたに要求するのです。そのため、誘惑に負けて食べ過ぎると自己嫌悪に陥り、ストレスがさらに増します。 食べることではなく、あなたを悩ませる問題について、家族や友達と話し合ってみるのもひとつです。音楽、旅行などもストレス解消には効果的です。栄養バランスのよい食事や定期的な運動がストレスを減らすことを忘れないでください。

●毎日適度な運動をする
健康的な減量を目指す場合、運動は欠かせません。日常の生活を活発にすることでエネルギーは少しずつ消費します。こまめに家事をする、エスカレーターを避け階段を使う、ひと駅前の駅で降りて歩くなど、心がけ次第で今から始められることはたくさんあります。
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