- 内臓脂肪とは、何ですか?
- 腹筋の内側、腹腔内の内臓の隙間に付いた脂肪のことを言います。血管に入り込みやすく、生活習慣病の危険因子により強い関係があると言われています。ホルモンの関係で女性よりも男性に蓄積しやすく、加齢とともに、より蓄積しやすくなるという特徴があります。
- 内臓脂肪の判定は?
- タニタでは内臓脂肪レベル「10」以上を「多い」と判断しています。「15」以上になると過剰と判定しますが、医学的な判断については、医師にご相談ください(内臓脂肪レベルは、タニタ独自の測定値です)。
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- 内臓脂肪レベル「9」以下:標準
今のところ心配ありません。これからもバランスのよい食事や適度な運動を維持しましょう。 - ●
- 内臓脂肪レベル「10〜14」:やや過剰
適度な運動を行い、バランスのよい適量の食事を心掛けましょう。標準を目指して体重と体脂肪をコントロールしてください。 - ●
- 内臓脂肪レベル「15」以上:過剰
積極的にカロリーコントロールと運動を行い、減量しましょう。医学的な診断に関しては医師にご相談ください。
- 内臓脂肪をチェックするメリットは何?
- 内臓脂肪は、皮下脂肪(皮膚の下に付く脂肪)よりも生活習慣病と密接に関係していると言われています。最近は「メタボリックシンドローム(代謝異常症候群)」の診断基準のひとつとして「腹囲周囲径(おへその周りの周囲径)」が取り上げられています。
もともと脂肪は、飢餓状態などの非常時のエネルギー源として、また体温の保持や体外的な衝撃からの保護、ホルモン分泌への関与などの役割がありますが、多すぎる脂肪は弊害になってしまいます。特に内臓脂肪は糖尿病や高血圧などの生活習慣病との係わり合いが深いといわれていますので、この内臓脂肪をチェックすることは、健康管理のうえで重要な意味があります。
- 内臓脂肪を減らすには、どのような方法が効果的?
- 内臓脂肪は、付きやすく・落ちやすいという特徴があります。基本は、バランスのよい食事と量、それに適度な運動です。最近の研究では、1日30分のウォーキング運動を週に6日続けることがメタボリックシンドローム解消に大変有効であるという結果が出たそうです。継続的な運動は、健康づくりに大変有効と言えます。
- 「内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)」「皮下脂肪型肥満(洋ナシ型肥満)」とは、何ですか?
- 太り方にもいろいろなタイプがあります。おなかがせり出してくる「上体肥満」、太ももやおしりの回りに脂肪がついてくる「下半身肥満」。また、上体肥満を「リンゴ型肥満」、下半身肥満は「洋ナシ型肥満」とも言います(肥満の体型が果物の形に似ているため)。このふたつの肥満体型のうち、心配なのは、お腹の周りに脂肪がたまる「リンゴ型肥満」です。この肥満は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を引き起こしやすいと言われています。
では、リンゴ型肥満かは、どう判断したらよいのでしょう? これは、ウェスト(W)とヒップ(H)の比率でわかります。「ヘソの周囲の大きさ」と「お尻回りで最も大きいサイズ」の比が男性は「1.0」、女性は「0.8」以上あったら、これは「リンゴ型」です。
最近は、リンゴ型を「皮下脂肪型肥満」と「内臓脂肪型肥満」に分ける新しい分類が提唱されています。「内蔵脂肪型肥満」は、メタボリックシンドロームの判断基準のひとつに加えられているくらい、より生活習慣病に関連していると言うことがわかってきたからです。ただ、若い女性に多い「洋ナシ型」の下半身の脂肪は、妊娠や出産の時に重要なエネルギー源の役目がありますので、ムリなダイエットをして下半身についている脂肪まで落とそうとせず、適正範囲内での体脂肪管理が大切です。

内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)(左)と
皮下脂肪型肥満(洋ナシ型肥満)(右)
皮下脂肪型肥満(洋ナシ型肥満)(右)
- 内臓脂肪の付き過ぎは、どんな病気を招く?
- 糖尿病、高血圧症、高脂血症などの生活習慣病を誘発しやすくなります。これらの病気は、動脈硬化を引き起こしやすいのです。動脈硬化の患者さんは糖尿病、高血圧症、高脂血症、内臓脂肪型肥満(上半身肥満)を併せ持っているケースがたいへん多いと言われています。このような状態を“死の四重奏”と呼んでいます。


